2005.9.27
森 紘
9月の建設作業日誌

―9月23日(金)晴れ
さしたる渋滞もなく、横浜から4時間少々、9時半過ぎには豊実に到着した。すでに、前夜からの先着組は、「蔵・銀河」の一階で桐山さんと御沓さん、二階では大塚さんと海江田さん、母屋横の物置場では幹事長、鈴木さん、時崎さんが作業にかかっていた。賢太郎さんと大野さんも、きびきびとそれぞれの現場を指示に廻っていた。母屋前の庭では、遠藤さんの刈り込み鋏が小気味良い音をたてていた。和彩館の厨房では、マキ子さん、高野さん、海江田夫人が明るい笑顔で動き回っていた。私もさっそく、二階天井板の目地張りから作業を開始した。午後からは、鹿瀬の杉崎栄次さんも天井板の塗装に参加された。地元からのご協力は、何よりも励みとなる。ありがたい限りだ。                            
本番の11月まで、あと2回という作業日程に心地よい緊張感も手伝って、全員のチームワークも良く、作業は急ピッチに進んだ。逆に、赤湯までの往復時間が、これまでよりも長く感じられてならなかった。鈴木さんと時崎さんが所用で早退したあとも、喧々諤々の宴は夜半近くまで続いた。

―9月24日(土)曇り時々晴れ
ここのところ、「和彩館」の看板を見て訪れたという客が続いているという。今日も朝から、はじめて見えたという家族連れをもてなすマキ子さんの声が弾んで聞こえた。

朝食時に寄居から電話のあった飯野さんと連れのふたりが現れたのは、昼飯時間だった。しかし、大野さんが驚くほど石夢工房の整備が進んだのは、ふくろう会の最若手飯野さんと二十歳の若者、大河原、稲田君の働きが大きかった。

秋の縄文シンポジウムに出席される佐藤光義さんが一升瓶を片手に現れたのは、夕食がはじまる直前だった。多趣味、多才な佐藤さんの陶芸の話で湧いているところに、今度は、電気工事のスペシャリスト加藤さんが大型の映写機とハード一式を満載して駆けつけた。「和彩館ぎゃらりー」は、にわかに「和彩館カラオケセンター」に変貌してしまった。ふくろう会だけでも立派にカラオケ大会が開けるほどの盛り上がりだった。賢太郎さんのお母さんが、照明を落とした薄暗がりの中でデュエット曲に合わせて飯野さんとステップを踏む姿が、実に楽しそうだった。今夜の和彩館は、身も心も満杯だった。居合わせた男衆12名全員は上と下に分かれての雑魚寝となった。

―9月25日(日)曇りのち雨
「蔵・銀河」の内装・塗装工事は、予定以上に運び、入口部分の天井と柱を残すだけとなった。次回で完了のメドが立ったのは、大きな収穫だった。(終)