2007.12.4
グリーン・ツーリズム東京大会に参加して

森紘一

 第6回全国グリーン・ツーリズムネットワーク東京大会で、賢太郎さんとマキ子さんがパネラーとして事例報告をすることになった。きょうから師走という土曜日の昼下がり、急きょ、応援部隊として東洋大学に集まったのは、森幹事長、大塚さん、鈴木さん、桐山さん、御沓さん、時崎さんご夫妻、大内さん、高田さんとわたしの10名だった。

 何十年ぶりかで母校を訪れた桐山さんにしても、初めて白山のキャンパスに入った我々にしても、まずは、初冬の薄日にそびえ立つ大きな建物群に圧倒されてしまった。内部はホテル並みで、各号棟は地下で結ばれていた。都市と農村の共生、再生を語り合う場は、あまりにも近代的だった。

分科会は六つのテーマで、12の各分科会に分かれていた。第3テーマ「学ぶ」の第6分科会:農村体験では、マキ子さんが「体験型学習」と題して、この夏の和彩館での学生受け入れの様子をレポートした。会場は30名強の満席。話し上手のマキ子さんも緊張されたそうだが、傍聴した森幹事長や御沓さんは、自らの経験を公に語ることで、日頃の苦労が少しは報われたのではないだろうかと、感想をもらしていた。

4テーマ「健康/交流」の第8分科会:農村環境・村づくりでは、賢太郎さんが「アートによる地域おこし」を講演した。パソコンのフリーズ状態が溶けないというアクシデントはあったが、賢太郎さんのなれた語り口には説得力があった。こちらも満席だったが、会場からは、賢太郎さんの話に共感をおぼえたと感想を述べる方もいた。

分科会報告が行われた6号館の1階会場は300人を超える参加者で溢れていた。各コーディネーターによる報告とまとめは、時間的制約もあり厳しかったが、12の各会場がそれぞれに実践者の生の報告や問題提起で盛り上がった様子は伝わってきた。
    例えば、GT実践者が抱える「儲け」と「生きがい」のバランスといった問題は、「コスモ夢舞台」にも共通の課題であり、都市と農村の交流や持続可能な関係の構築も我々の継続テーマに他なりません。あるものを活かしていく総合応用変換力(=人間力)は、GTが唱える都市・農村の再生・共生にも必要不可欠といえるようです。

300人強が一堂に会した交流会は圧巻だった。各地の名産や地酒が周囲のテーブルに豊富に並べられた会場を、社会学部の学生ボランティア60名のホスト、ホステスがかいがいしく動き回る姿も好感が持てた。都市と農村の全国的なネットワークや国際化、後継者の人材育成といった問題も、こうした逞しい若者たちにこそ期待したいところである。(終)