2007.05.13
個展開催前に公開

日本橋高島屋での個展開催も間近に迫り、佐藤さんの作品制作も最終段階に入っている。
ところが、予定していた材料の船板が強風で石夢工房横の谷底に落ちてしまった。
ここで諦めるような作家ではない。何としても拾いに行くという。
都合よく、棟梁のOさんがロープを張ってくれた場所から周り、板が落ちている場所へ佐藤さんが向う。

筆者が上からロープを投げる役だが、木の枝や崖の途中に引っかかりうまく下までロープが届かない。考えあぐねた結果、オシマクレ(地名)の崖から真下にパイプの椅子を錘にして投げることにする。
20~30メートルはあろうか、崖の上から覗くと目がくらむ。何とか届いたが、今度は一人では引き上げられない。
感激か達成感の汗か涙か、やっとの思いで、二人で引き上げた時のスナップ写真である。
タイトルもそのまんま「よじ登れ」というネーミングになった。

作家は楽屋裏の汗は見せないものなのだろうが、筆者が勝手に裏側の物語を書いてしまった。
個展開催前に、案内状に添付するのもの以外に作品を公開するのも珍しい。
新作、50点が展示販売されます。乞うご期待!(御沓 一敏)