2020.1.22
明るい生活に学ぶ
佐藤賢太郎

 私は今が最高と、いつも人様に言います。
「一生を量ってみて、幸福が多いか不幸が多いかと言えば不幸が多いと言う人がたくさんあるにちがいありません」と冒頭にありました。
「人を動かすにはほめること」と学びながら、いつも私は家内から、私のここが悪い、嫌いと注意されています。私にとっては不幸です。
しかし家内は何でも学ぶことが楽しいと言います。ここに転換するきっかけがあります。家内は実践倫理を学ぶことが、特に楽しいと言います。私の人生を変えてくれたとも言います。46年も共に暮らしたので、よくわかります。

「病人が絶えない」これは不幸です。私も家内もガンになり、治りました。不運かもしれません。
「お金が入るが出てゆく、なんのために働いているかわからない」と家内は愚痴も言います。不幸です。そして好き放題に生きている、できの悪い私がいます。一見、家内にとっては不幸です。でもやがて感動がやってきます。

 確かにお金はすぐ出てゆき、貯まらない、これも不幸かもしれません。有り余るお金は当然ありません、むしろ少ないかもしれません。すぐ動いてしまうのです。
 それなのに私は、作品を積極的に寄贈しています。寄贈は作品を販売しませんのでお金が貯まらない。しかし作家は、アイデアを浮かべ、制作するところに喜びがあります。これを実行しています。
 また今年は「第2回奥阿賀・国際交際アートフェスタ」と名付けて、自然の摂理、昔の田んぼの再現、水、外国人をアートで結ぶことにしています。これは過疎の活性化になります。
 人生の終盤、私は豊かな生き方をしています。