2018.01.08
方丈記から
佐藤賢太郎 

“ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。世の中にある人とすみかと、またかくのごとし。”

これは鴨長明の「方丈記」の序文であります。無常観を表していると言われています。私は生きている実感としてそうは思いませんが、なぜか滔滔亭の絵に繋がっていると感じています。

 そしてページをめくっていると、芸術家 岡本太郎のことが目に入りました。「太陽の塔」と言えば、その名前が分るくらい有名です。 

あれは縄文文化からヒントを得ていますが、その原型が国立博物館で見られます。ただし、応用力、編集力、閃きがないと「太陽の塔」はできません。この編集力が、いかに優れた創造を生むかが問題だと思います。 

私は今年の里山アート展の作品を作っています。「芸術は爆発だ」と岡本太郎は言っております。そして、岡本太郎を紹介する見出しに「太陽のようなエネルギーを放出し続けた84年」とありました。 

私もそのように生きようと思います。里山アート展の作品つくりもその一つであります。そして里山アート展をあるレベルにするためにも、アマチュアの皆さんを手伝い、総合的な演出をしています。

 ここで閃きました。「方丈記」や「枕草子」の序文を展示館の襖に書こうと思います。このように、私はコスモ夢舞台と共に歩んでいくつもりです。

ところで、私はホームページに頻繁に拙文を掲載して皆さんに呼びかけていますが、この壮大なドラマに乗るかどうかは、もちろん個人の選択に委ねられています。