2018.09.20
本物を目指す1
佐藤賢太郎 

先日、大学生に「佐藤先生の本物を目指すって何ですか?」と質問されました。勿論、私の信じる、70歳にして思う、本物についてです。  

最近、私は健康で、お金はありませんが頭が冴え、次々と理想が実現しています。

私は即座に「食べ物です。人間にとって良い食べ物とは何かを極める。次に豊かな生き方です。過疎地に居ながら、しかし私は豊かな生き方をしています」と彼女に言いました。 

そして私はその時、気付かなかったのですが、「実践倫理に学ぶことが本物を目指すことである」と思います。それは私が体験することから学ぶということから来ています。どんな人でも温故知新だと思います。自分が考えた、などと思っても、何かの本で読み、知識として積み上げただけだと思います。それをあたかも自分が考えたように錯覚しているのかもしれません。 

私の考えることはたいしたことではない。ただ実行しているかどうかが問題だと思います。良いと思うことはやってみる。

さらに端的に言えば、自然の法則から学ぶことかもしれません。これは自分の言葉ではありませんが、「人生とは自分で発見し、自らの努力によって創り出す」ものだと考えています。