2017.02.26
心の無駄
佐藤賢太郎 

私は、憎しみや悲しみ、恨みや絶望は「心の無駄」という文字が気になり、振り返ってみました。しかし、自分の「心の無駄」が一番分かりづらいかも知れません。
ガンの一番の原因はストレスと初めて学びましたが、私は知らない間にストレスを抱え、ガンになったのです。未だに、家内とは時に喧嘩になる食い違いのストレスがあります。ですから、ガンが治ったとしても、再発する危険性は十分あります。私はこうした中で生活しています。 

この「心の無駄」をなくすには、一歩一歩階段を上がるように日夜努力することだと分かってきました。私には相当難しいことですが、心のもち方を変えるということだと思います。 

ところで本日、新潟市内で異業種交流会に夫婦そろって参加することになっています。

短時間で自己紹介をするとしたら、こう考えています。

1.私の住んでいるところは、新潟県の超過疎化地、阿賀町豊実です。人口は230人、65歳以上の高齢者が71%です。

2.私は2010年にガンの宣告を受けました。

このイメージからすれば、まさに暗く沈んでしまいます。それは、「心の無駄」そのものです。

しかし、見方を変えて

1.仲間と建物群をさまざまリフォームしました。「里山アート展」を開催して13年になります。関東の仲間も来ますが、外国人ウーファーを受け入れているのは新潟県で我が家一軒。居ながらにして、外国人とつきあえます。家の前を国際通と命名しようかな?

2.手術や放射線治療、抗がん剤を使わずにガンを治しました。無農薬の米や野菜を作り、美味しい食事をしています。そして、私の海外の体験紀行文を3冊出版し、関東でも講演会を開催しています。

3.今も彫刻家として個展を日本橋高島屋で開いています。

こうして並べると、むしろ希望が湧いてくるのではないでしょうか。

これは夢物語ではなく、現実の姿です。私はこうして、「心の無駄」を克服しています。