2012.04.05
私たちの常識は確か
佐藤賢太郎

近頃の若者は常識がない、若者ばかりではなく大人もない、そんな言われ方をする常識のことではない。

牛乳はカルシウムが摂取できとても良い食品と言われ、かって私はものすごく飲んでいた。ところがカルシウムを摂取できるどころか、その反対であることを知った。これはどちらが常識なのか。

前回紹介しました医師の中村仁一先生からいろいろ教えて頂いて、常識が変わってきている。鼻水がでたくらいでやたらに病院に駆けつけるな、と言っている。はたして、これは非常識なのか。私はそれが常識なのだろうとこの頃しきりに思うようになった。

さて今回、医師の南雲吉則さんの「実年齢より20歳若返る」という本を読みました。若返るには食事を一日2食にしなさい。私は一食にしています、と言っている。56歳なのに20代のような姿をしています。昔から腹8分目と知っていたが、南雲吉則さんは腹6分目がとても健康に良いと言っている。

 私は腹10分目まで食べていたと思う。するとどうなるか、仲間と集まって宴会などで暴飲暴食をして、食べたいだけたべることは寿命を縮める。今さらながら、本当に良くないことをしていたと思う。

南雲吉則さんはガンの医師として5つのノーを上げている。何れも私の実践していることです。ノースモーキング、ノーカフェイン 、ノー甘いもの、ノーミート、酒もほどほど。早寝早起き、そして歩くこと。タバコは百害あって得るところない。酒はほどほどに。

野菜、果物も皮をむかないで食べること。なぜなら、自然の法則に沿った意味があってのことです。野菜は生野菜をとらない方がいい。さっと湯がくといい。外から防御しようと言う組織によって構成されているので、皮には殺菌作用がある。野菜は外敵から食べられないようにとアク、毒をもって防ごうとしているそうです。自然界の種の保存そのものです。だから生命の原点、種、豆などを大量に食べないようにと解説しています。魚は小さいもので丸ごと食べる。野菜を含めてバランスが大切だそうです。大型魚は小さい魚を食べ、集積して水銀を多く含むそうです。

まあ読むと驚くことばかりで、常識と思っていたことにいかに誤りが多いかを知りました。ともかく関心ありましら読んでください。健康はとても大切なことです。若さとは肉体的なことでない、精神的な気力、心が健康でないなら老人であり、病気であると思います。生きているものは必ず死にます。余命一年と言われた時あなたは何をしますか。人はいつか死ぬ。大切なのは人生の長さよりも質である。今をどう輝いて生きているかだ。そう南雲さんは言っています。

  知っても実行しなければ何もなりません。私は食べたいという欲望がありますが、それ以上にしたいことの欲があり、少しずつ実践しています。「いのちの田圃」といい、本当の常識を確かなものにしたいものです。私も夢があるので、20歳若返る努力をしています。