2010.12.09
コスモ夢舞台を発信する心
佐藤賢太郎

冬に向かい日がとても短くなり生ました。山々は淋しくなり、山眠る季節になりました。一年が過ぎ去るのはとても早いものです。しかし物静かに思えるこの季節は、停止のときではなく人生を豊かに思考する時と考えたいものです。すっかり木の葉を落として枝ばかりになった山の木々も、春に向かいエネルギーを蓄え準備しています。

人間は人とひとの間で生きています。だから、人の出会いを「一期一会」と心して大切にしたいものです。豊かな人間関係のうえにこそ、仕合せな人生は花開く。ここが全ての人間に共通することと感じています。

 私はコスモ夢舞台に集まる人々との出会いを楽しみにしたい。ただ話し合うのではなく体を動かして実践をし、本当のことって何だろうと考える。日頃、私たちは住まいや日常生活、心情は違っていてもコスモ夢舞台で労働を共有しながら動くからこそ、一つのことを同じ舞台で語れるのではないかと思います。それが結果として、アートや田んぼ夢舞台祭りや教育、過疎やビオトープなどを私たちが体験として共有することに繋がるのです。

毎日、世界中の出来事が瞬時にテレビや新聞に登場する現代になりました。世界では北朝鮮の韓国砲撃や情報暴露とかでアメリカはじめ各国を騒がせています。日本の政界迷走や、芸能人の素行話題、それをよくもあきもせず解説している方々を我われは毎日見せつけられています。これらの出来事は全て現実ですが、当事者も解説者も真実を語っているとは思えません。

だからこそ、過疎の片田舎で自然を前にしてそこから学び語り合いたいものです。山菜や休耕田に植えたクレソンが一杯増え、てんぷらにしました。自然のミネラルを体内に取り入れることの大切さ、土を良くしなければよい野菜はできないのです。土つくりに汗を流す、捨ててしまう丸太や廃材を燃料に使う、循環と再生、そして創造という古くて新しいテーマを仲間とともに語るところに意義があります。

私の意思は、コスモ夢舞台を限りある時間の中で、人生を豊かに生きることを会員とともに創り上げたいということにつきます。