2016.01.20
新聞の一面から
佐藤賢太郎 

今朝(1月20日)新潟日報の新聞を手にすると、「ガン10年生存率58%」という大きな活字が目に入った。どうして一面のトップに?と思った。政治、経済や天災、事件、事故ではないのです。 

ガンになった患者さんは生存率が低く、長く生きられないと言いたいのだろうか? ガン患者であった家内は術後10年たちました。私は5年過ぎました。私たちは、お陰様で健康に生かされています。 

しかし今や、ガンになる日本人は2人に1人と言われています。それだけ多くの人の生命にかかわる問題だから新聞のトップに載せたのでしょうか。

ガンの経験者でない方は、関心がないかもしれませんが、誰でもガン細胞は毎日体内で発生しています。がん細胞が増殖しないようにコントロールするNK細胞が守ってくれるから発病していないだけです。そのバランスを崩すと、誰もがガンの宣告を受けます。だから日々、私はガンになる要因を取り除く努力をしています。勿論そのためにのみ生きているのではありません。感動しながら生きたいためです。私はガンになって得ることが多くありました。“一日生涯”もそうです。生きている時間は限りがあると言うことをはっきり意識しました。だから、今をどう生きるかが大切だと思います。 

ガンになるかどうかは、食べ物が大きく影響をします。それだけでなく、ストレスなども大きく影響します。憎悪や怒り、妬みなどを心にもつと、それがもとで臓器を傷めてしまいます。そしてガンを誘引させます。その他外的要因もあります。 

ある医師は、ガンになっても治る人には三つの要素があると言っています。(1)自分で治す強い意志がある人。医師任せにしないで自らコントロールする。(2)残された人生を楽しみ、喜びと感謝に満ち溢れた生活をしている人。その間に、ガンは消滅していく。(3)宗教などをきっかけに、死を恐れない人や他者に尽くす生活を心がけた人。つまり、ガンをいかに受け止めるかが重要であると指摘している。 

ガンの体験によって、恐怖と不安、失望の中で死に至る人もいるが、自己治癒力を高める道を進むことで治る人も多いのです。