2020.8.30
地域づくり養成講座オンライン特別編
(2020年8月30日10:00~16:00)
佐藤賢太郎

  私の講話は11時から30分間、質疑は30分間だった。その 内容は
1.豊実で地域づくりの活動を始めた理由やきっかけ
 48歳の頃、埼玉県蓮田市に在住し彫刻活動をしていました。ある日、コレクターと共に郷里を散歩しました。そのとき私は郷里の自然の美しさに今までになく感動をしました。ここに、関東で付き合っている仲間と共に「東屋を作り、語り合おう」と言いました。皆さんはそれに賛同して参加しました。
 つぎに、同じく郷里に、泊まるところと兼美術館をつくろうと言いました。それも賛同して参加してくれました。次は食べるところ、 風呂、ピザハウスなどを次々とつりました。
2.どのような人々が活動にかかわり、参加してきたのか
 私は工業大学を出させてもらい、勉強をせずラグビーをしていたのですが、大学時代石仏の写真を見て石仏に関心をもち、ある彫刻家に出合い教師から彫刻家に転職し、弟子入りをしました。弟子入りは甘くはなく、私にとっては人間修行でした。現実は前途洋々どころか真っ暗、夢も希望もありません。いまさら後悔できませんでした。親の反対を押し切り、自分が決めた道です。もう二度と帰れません。自ら敷いた背水の陣です。前に行くしかありません。独立したわたしを支えてくれたのが両親であり、関東で出会った仲間たちでした。初めは飲み会の仲間でしたが、そのうち多くの方が集り、その仲間は職業が違います。その仲間が建築、ビオトープつくり、個展、講演会などに参加してくれました。この仲間がいなければ、私の夢は実現できませんでした。ですから友は私の宝です。
3.長い間活動が継続している要因と、今後の課題
 1番目に中心になる周りがどうであれ、私が夢をもち続けること2番に賛同し行動する仲間がいること。3番目に無料で材料が集まったこと。4番に土地があること。5番目に考えがぶれないこと。  
4.今後の課題
 これを生かす後継者がまだ現れていません。私が希望を持っていれば、いつか現れます。芸術家でなくてもよいです。しかし最近は後継者を無理して作らなくとも良いと思い始めました。

オンライン会議に参加して感じたこと
 私はパソコンが得意ではない。しかし、過疎の豊実に世界中から人が集まる。どうして? パソコンをとうして外国人が豊実を知る。そして豊実に来る。
 今回「まちづくり学校」の主催でオンライン会議が行われた。講師として私の役割があった。多くの人と語り、コスモ夢舞台を語った。参加してみて、こういう発信が友好的な力となることを感じた。