2021.6.9
割れない石
佐藤賢太郎

 『縄文アートミュージアム』は私の集大成でもある、そして最後の大仕事であります。
 最後に残ったのはストーンサークルに使う石です。だが、石は割れない、5回挑戦したが割れなかった。しかし私はあきらめない、今日もう一度挑戦してみよう。一番難しい問題に差しかかっている。それも6月19日の「縄文対談」の日までに設置しなければならない。

 縄文時代のストーンサークルは、石の上に何も載せていなかったと思う。私はアートを入れて、石の上に作品を上げようと思った。しかし石があまりにも重くて運べず、時間がかかり、ストーンを割れたままで置くことにした。つまりそのままでストーンサークルの記念碑になる。
 このほか栗の木を6本立てることにした。縄文時代、何のために建てたか知らないが穴があった。見た人は誰もいない。現代人が三内丸山遺跡のようにしたわけだ。そして私は田んぼを見つめる姿をつくる。19日に間に合うようにする。19日に打ち合わせをする部屋も決めています。さらには、江戸時代建てたらしい「とりい」をつくります。竪穴式住居は後にします。