2013.02.04
私の春の叙勲
佐藤賢太郎 

私は叙勲のようなものとは縁がない。しかし今、私は叙勲以上のものをいただきました。

その1月26日ガンの自然退縮達成認定証をいただいたこと。命が蘇るということはとてもありがたいことで、私には叙勲以上のものである。感謝。

その2ホームページ上の「笑顔の力」を読んだ大学生からメールが届きました。その言葉に単純に私は喜び、素直に感動させていただいた。屁理屈をこねずに、こうして喜ぶのが私である。これが免疫力をあげることになる。

大学生曰く「ホームページの掲載記事、拝見いたしました。大変感動的ですし、人生は何が起こるかわからない、映画のように想像を超えた出来事と出会うことができるのだなと改めて感じました。笑顔を評価していただき、さらに買っていただくということは初めてお聞きしました。佐藤さんの笑顔から感じられるものは、太陽のように私たちを元気に、そして何より今を輝くものとしてくださり、将来は明るいものであると教えてくださることだと私も感じておりました。」

勿論私の欠点は見ず、良い面しかみないのだが、それはこの大学生の素直で素晴らしい人柄によるものであろう。人間同志こうなら、争いは起こらないはずです。とかく世の中は暗い言葉ばかりが先に飛び交いがちですが、就職難の大学生にも将来は明るいものであると希望を持たせることができたら嬉しい。世代が違うのに、意思の疎通ができることに感謝しています。 

その3「笑顔の力」に書かせていただいたご婦人は75歳だそうです。今日電話をいただきました。早速、私は「今、感動をいただいています。ありがとうございました」と言いました。するとご婦人は「私はボケが始まっています。そんな私に佐藤さんは感動を与えてくださいました。実は主人はガンで亡くなりました。ガンと向き合うあなたのその姿勢。奥さんが素晴らしいですね。家族が素晴らしいです。爽やかです。家族が一つに向きあうことが大切ですね。家でも立派な笑顔を出してくださいと奥さんから言われているそうですが、外でも家でもやっていたら疲れてしまいますね。ところで、私も心ときめく頃がありました。若者を惹きつける佐藤さんのその姿に感動しました。お礼を言われましたが、こちらこそお礼を言わなければと思っています。ありがとうございます」と電話で言うでありませんか。その家族のことは何も知らない私でしたが、大塚さんが言うには5人の子供がいるそうです。いくらでもお金は必要だと思いますのに、私のようなものに使っていただきたいと言ってくださるのです。

どうして笑顔が出せるのですかと言われました。命があるから嬉しいと言ったが、もう一つ年下の人からあるいは年下の若者から褒められたらそのチャンスに乗ることである。大人ぶって先々を詮索しないで単純に喜ぶことこれが秘訣であろうかと思った。

このように、私は命を天からいただき、年上の方から最大の、そしてわが子のような若者からと、立て続けにすばらしい春の叙勲をいただきました。