2011.06.30
会員、それぞれのおもい
森 紘一

 6月28日(火)、梅雨の晴れ間は30度を超す真夏日だった。浦和の東京ブロック例会に集まった12名の表情は、しかしそれぞれに輝いていた。

 コスモ夢舞台の「魅力ある田舎づくり」の助成申請が叶ったことは、会員に新たな希望と勇気を与えてくれた。

 桃源の湯に佐藤さんと二つ目の浴槽を設置した棟梁は、疲れた様子もなく、コスモ夢舞台公園に佐藤さんの作品が無ければ完成とはいえないと、次なる課題をあげて意気軒高だった。

 蓮田駅西口に佐藤さんの作品設置を主導するFさんは、市民の皆さんと署名運動を展開し、蓮田と豊実の連携をすすめたいと自らの意欲を述べていた。

Tさんも「7月の豊実の行事には久しぶりに参加したい。これからがスタートです」と積極姿勢だった。

 東日本の被災地へ東京の書籍組合から本を届ける橋渡し役を務めたMさんと、ようやく自由時間を手に入れたAさんは、佐藤さんが手を挙げた「被災地青少年のリフレッシュ企画」のお手伝いに参加したい意向のようだ。 

中・高校生の体験学習に汗を流しているSさんは、若者との交流を通して、こちらも元気をいただくと感想を語っていた。

定年後、一日6時間の授業をこなしているという‘熱血先生’Hさんもひき締まった笑顔を振りまいていた。

 進行役のOさんが一番感じたことだろうが、皆さんの発言には一人ひとりの主張と意欲が込められていた。リーダー・佐藤さんの意志と行動力は見事に仲間内に連動をはじめている。

 “暑さに向かう中、健康管理だけはそれぞれに充分気を付けて秋の里山アート展、田んぼ夢舞台祭りをめざして頑張りましょう”Kさんの関東一本締めも見事に決まった。

 地元豊実の皆さんや被災地東松島、石巻の皆さんと一緒に、夏から秋へ向けてさらに絆が深まり、コスモ夢舞台の輪が広がって行くことを願っています。