2013.4.20
受け入れ準備
佐藤賢太郎

雪国は4ヶ月がまるまる雪に閉ざされる。雪と共に暮らすのは、半年ぐらいという人もいる。半年しか外仕事ができないことになる。雪国の冬は厳しい季節であるが、それでも嬉しいことがある。雪が消えると同時に、あちこちに山菜が芽吹きまずフキノトウ,そしてこごみ、甘草、それから蕨などを食べることができるからだ。まさしく自然食である。これで春が来たのだと実感する。嬉しい季節の到来である。

また、雪が解けると急に体が忙しくなる。雪囲いの取りはずし、山菜とり、田んぼの準備、畑の準備。雪で壊れた箇所の修繕に追われる。活動開始。梅、桜が同時に咲く季節である。駅前のしだれ桜はまだ開いていない。掲載される頃は美しく咲いているだろう。

コスモ夢舞台は施設が多いのでその補修もある。その一つに桃源の湯がある。風呂の建物の近くまで崖が崩れていた。さえぎるものがなく、浴槽からの眺めはパノラマのように景色は良くなった。がけが崩れ木々がなくなった。その現場を見たら危なくておちおち風呂に入っていられない。もう大野さんの登場がないと思っていたらやっぱり登場していただくことになった。そこで、皆さんより早く野賢二さんに現状を見てもらった。大野さんは、「もっとすごいと思ったが、これなら直せる」と言う。 

そして風呂と言えば、水管理が一番重要である。昨年秋ころから桃源の風呂の排水がつまっていて、なぜだろうと大野さんと調べたら、地下に埋めたホース管が詰まっていた。昨年コンクリートをはり、ようやくその場所を見つけることができた。そのときは 来年やろうと言うことになり、それも今年の春の仕事にしていた。それがようやく完成し、安心して排水できるようになった。

その他、道具置場を使いやすくしようと、大野さんと道具置場のアレンジをしました。今年も本業の彫刻以外の仕事で忙しくなりましたが、こうして5月の連休にコスモ夢舞台の皆さんがお出でになるときの下準備をすすめています。