2018.03.07
イーランの田舎見学
佐藤賢太郎

Wuさんは今日仕事があり、どのような関係かわからないが、朝、陳さんという環境学をなさっている方が私たちを案内してくださることになった。彼女は日本語ができる若い方でした。その方とご主人で、私たちは外で食事をすることになった。食事は庶民の暮らしそのものである。これもまた楽しい旅行のひとつであった。

 食事が済んでイーランの田園の田舎を見学することになった。さまざまな見学をさせていただいたが、まずお寺に行き、そこで農場を経営している76歳の方を囲んで私と話をしていた。すると10時近くの休み時間に、農場にいる方がどんどん集まってきた。

お寺は人が集まる交流の場でもある。問題は日本と同じく都会でも農業をしなくなる若者が多く、老人だけが残され、田んぼは売りに出されていた。どのように農業に関心をもってもらえるのか、とても私には学びになった。

お金持ちは台北で稼ぎ、イーランの田舎にビルを建てる。そして、休みをそこで過ごすのであろう。そんなビルもいくつも目に入った。英語を話すご主人の車に乗せていただき、バイクに乗り日本語でガイドしてくださる若い女性とともに見学させていただいた。

今夜、私の話を聞いいてくださる方と田圃で話をちょっとしました。日本人かと思うくらい上手な日本語であった。あなたは台湾人ですかと聞いたほどである。私の書いたホームページを見ているのか、佐藤賢太郎さんのしていることは、私たちの先を言っているとも言っていた。それには驚いた。どのようにして次世代に農場をつないでいくにか課題にしている。すごい人がここにもいたのであった。それについては後に書くことにします。

 台湾の若者を、そしていかに国民が農業に関心をもつようにするか、その一つとして面白い取り組みを学びました。田んぼを作っている方が田んぼの仕事の休みを使いながら、耕運機を使って、観光客を車に乗せ田圃周辺を案内して、お金を稼いでいた。わずかながらも、お金が動いている。私はまねをしたいが、これは日本では規制があってできない。ともかく日本は規制が厳しいのである。自給立を高めるか、どのように農業に関心をもってもらうか、もっと緩やかな考えをしてもらいたいものである。