2020.6.21
ふくろうと船
佐藤賢太郎

 タイトルを見て何だろうと思うでしょう。会員の小宮さんからふくろうのコレクションをたくさんいただいた。さてこれをどうするか。「そうだ、アートフェスタの第1会場に置いてみよう」。
 沢山のコレクションを置いてみると良いではありませんか。ふくろうの森になり、皆さんを迎えます。そして1匹47円のメダカを買い、それを第1会場の池に放しました。いいではありませんか。

 28日のトークショウでは、得意のジャンベ(西アフリカ起源の打楽器)をアフリカ生まれの外国人青年が披露します。どんなふうに森に響くか楽しみです。こんなふうに、はじめから計画があったわけではありませんが、考えながらその時のインスピレーションで作り上げます。そして、ふくろうも桃源の湯に設置してみるとリラックスできました。怖いふくろうではなくかわいいふくろうです。

 外国人のサンダーに私の考えと行動を言いました。頭のいい彼は、何でも理屈を先行し考え行動するので、感嘆していました。しかし、彼はいいセンスを持っています。「行動があって、考えるのですね」と私に言いました。

さて、船は会員の渡辺さんから頂いた船です。第2会場に置いたその船に自由に何でも描いていいですとワークショップを設定しました。そういう船が置いてあるというのがいいのです。ヒットしました。 
 やがてその船も阿賀野川に浮かべてみます。水か入らないようにします。橋の下に船があるので雨がたまりません、いつでも描けます。

 外国人には絵をあちこちに描いてもらいます。描く気分になれないとは言わせません。描いているうちに解ることがあります。
 学ぶとは、そういうことだと思います。弟子生活を体験した私が言うのです。自分の気分で描くのは先の話しです。今が最高といつも私は言っています。ゆとりはありませんが、それが私の道楽です。