2022.2.25
音のする箱
佐藤賢太郎

春のコレクション展で「音のする箱」を出品します。
お金を入れるとそれなりの音がする。1円なら、
10円なら、500円ならそれなりの音。札束ならそ
れなりの音がする。お金はとってはいけないと美
術館は言う。そこで私は考えた。
基本的には貨幣は金貨でなければならない。音が
するために。貨幣をものにする。試しに入れてみる
といい。どんな音がするか。これも発想です。貨幣
は何でもいい。私はこの箱にユーロ貨幣を張り付
けています。美術館ではどんな反応を示すのだろうか。