2020.8.29
石庭つくり
佐藤賢太郎

 私は期待を胸に、いいわき市の龍雲寺に向かった。時刻は早朝4時、ジュセッペと車で出発した。朝早いかもしれないが外は明るくなり快適でした。第一涼しい、この時間帯がベストです。私は彼の運転で寝ることにしました。彼は運転免許を持っていますが、しかしスピードを出しすぎで心配で寝てはいられませんでした。
 到着すると写真を撮った。立つ前に我が家で準備をして、竜安寺,桂離宮、修学院離宮を頭に浮かべていました。ところが、いわきの現場に行くと、そのようにならない制限がありました。

 そのほうが私には気楽でいい。庭石は龍雲寺にあるものを使い、庭のスペースも決まっています。石屋の職人さんは私のことを全然知りません、道具はユニック、バックホーも制限があります。石の配置は竜安寺のようにゆきませんが、職人さんとうまく仕事をするのも、これは庭つくりです。住職さんは有名な造園家を知っていますが、それはけた外れに高いそうです。
 ジュセッペは、まだできないのかと再三いうが、周囲の環境整備だけで時間がかかってしまいます。私はできるだけ竜安寺,桂離宮、修学院離宮を取り入れたいと思うが制限の中ではそうゆきません。
 二度とない石庭つくり、私は資材を投げうってもこの石庭は成し遂げたい、それも短期間に秋の彼岸までに。

 さて私は石材を積んで9月11日、再度いわき市の龍雲寺に行くことになりました。そして竹林を整備し石庭を完成させます。
 完成した暁には、10月1日11時30分から門と石庭の除幕式を盛大に行うつもりです。