2018.11.11
ある出版記念パーティ
森紘一
小雨降る夕暮れときは肌寒く、行き交う人の流れもなぜかあわただしい。
11月9日(金)、東京お茶ノ水の中央大学駿河台記念館で『HAPPY ふくろう』出版記念会があった。
著者が半世紀にわたって集めた1900余点の「ふくろう」グッズから、選りすぐりを3章に分類してまとめた楽しい写真集である。
もちろん、石彫作家佐藤賢太郎さんの作品も何点か誌面を飾っている。
会場をざっと見渡したところ100名を超えるお客さまで、著者の荻原正江さんはとびきりの笑顔で応対されていた。
荻原さんはコスモ夢舞台の会員で、会場には関東首都圏から5名の会員が応援に駆けつけていた。彼女が「ふくろう」のコレクターであることは仲間内でも知られていたが、本を出すことは最近まで知らなかった。
そもそも、「ふくろう会」(NPO法人コスモ夢舞台の前身)へ入会した時のいきさつが面白い。「ふくろうのコレクターの会だと思った」そうで、「まさか、里山アート展などに駆り出されるとは予想もしなかった」そうである。
その点は我われも同じようなもので、15回と回を重ねた「里山アート展」にしても、
NPO法人としての「地域おこし」にしてもすべて後付けである。
そして佐藤さんではないが、すべてがつながっていることを知る毎日であり、喜びを実感する日々である。
今年も新潟日報に「里山アート展」は取材していただいたが、“芸術の秋 田んぼ実る”の記事に添えられた写真は「ハシゴ」と題した荻原さんの作品である。
その点では、荻原さんにとっても実りの多い秋であったに違いない。
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