2010.05.21
バランスと役割
佐藤賢太郎

スモ夢舞台は外に向かって見えるものになってきていると思う。

しかも一時の見せ掛けだけのものではない。着実に地域に根ざしたものである。これを目に見えて形にあるものにするには労働や人間関係がそろわないとできないものです。

このたび杉林間伐で美しい林にするには、やはり仲間の存在があってのことです。それは夢を共有する行動力があるからと思う。しかし仲間だけではこのように早くは進まないところにきている。いまや体験学習に訪れる生徒の存在も力になっている。ところがこの生徒たちを生かすには、こちらの指導力がどれだけあるかにかかってくる。

鈴木さんと大江さんが今回コンビになって、生徒の対応をしてくれた。(もちろん今なにをすべきかその決断に私もかかわっているのはいうまでもないもない)鈴木さんは生徒の指導には学校の先生としての長いキャリアがあり、それがとても生きている。一方大江さんは間伐の切り出しや運転その他実務労働にはすごい能力を発揮してくれる。しかし教師としての経験がないので生徒指導となると不得手である。このように得意分野はそれぞれ違う。一人でいると一人の力しか出ないが、この2人が力をあわせると3倍にもなる。そして生徒も生きるし、すごい成果にもなる。ここで役割分担を間違えるとお互いにこじれてしまうので、役割分担の絶妙なバランスをとってゆかなければならない。この辺りのことをすぐに3人で話しあった。これはコスモ夢舞台を作る上でも同じことだと思う。