2020.8.27
喜多方市長さんを迎えて
佐藤賢太郎

 これだけ長い期間を寝かせていた作品をよみがえらせることは一度もなかった。何のために、どこのために作ろうとしたか忘れてしまった。そしてこれだけ危険な仕事をしたこともなかった。もう二度としないだろう。
 私はもう72歳である。万一受けたら、作品の価格は高いでしょう。なぜなら安全のための設備がいるから。8月27日に作品を引き渡すまではともかく安全にしておきます。安全の上にも安全のため、台座とつなぐ本体は1本のピンから3本にすることにした。自重だけで耐えますが、台座とコンクリートも2本から3本に変更します。そのうち、ピンは私の持っている一番大きいものに1本変える。
 この過程の変化を喜多方市市長さんに見ていただきたい。出来上がってしまえば隠れてしまい、見えないでしょう。