2010.08.07
会員初作業で戦力外
小宮 和己

このたび法人化を契機に会員に仲間入りさせていただき、NPO法人設立記念式への出席を兼ねて、翌日会員としての初作業に里山アート展会場地の整備に参加した。

当日の作業は、今まで畦道に敷設されていた木材を撤去し、コンクリートの敷材に置きかえることと作業や資材運搬を容易にするため自動車が入れるよう会場入り口の「三兄弟」の石彫を少し奥に移動させることだった。

畦道敷設の木材、コンクリート材は、双方とも一見大人一人で容易に取り扱いできそうに思われたが、やってみるととてもそんな重さでなかった。通常一輪車を使って大人二人掛りでようやくできる、こんな作業も慣れた会員は、一人でやってしまう。特に、何日も一人で撤去・運搬・敷設を進めているというOさんの作業振りには、脱帽。私の一輪車の格好に「無免許運転」の評。

石彫移動の手伝いでも、失敗ばかり。300kgほどあるというその石彫を自動車設置のクレーン装置を使っての移動の際、吊るす紐を掴む位置で「そこでは指が引き千切れるぞ」などと注意を受けること頻り。頭の理解に身体の動きがなかなか追いつかない。

これでは最初から戦力外。体力、腕力には、自信があったのだが、全くの自信喪失。そんな汗まみれの作業後に浸った「桃源の湯」の涼風の至福。いつまでも忘れられないだろう初作業の1日だった。

このようにハードづくり面で戦力への道は、なかなか容易でなさそうである。当面は、新潟市居住の地の利とこれまでの経験などを活かせる分野で主に頑張りたい。