2010.08.20
石舞台の完成におもう
森 紘一

  NPO法人コスモ夢舞台の記念式があった7月18日、関東からも20名近い仲間が豊実に集まった。式典前後の作業には、それぞれが都合のつく範囲で参加したわけだが、そのとき石舞台の全貌をつかんでいる者はいなかった。

HP上で、次々と報告される石舞台の作業状況を読みながら「こんなすごい舞台を考えていたの?」と思ったのは、わたしだけではなかったようだ。

 砂利の敷かれた石舞台となる広めの畦道、ビオトープづくりの田んぼの池周辺の狭い畔を、道路工事で使われるプレス機で何度か往復し、さらにワイヤー入りの石畳を並べる作業だけでは、とても完成時のスケールは予想がつかなかった。 

わずかな体験だったが、猛暑の中での作業は喉の渇きだけで何の感動もなかった。今にして思えば、それまでの作業とその後に続いた佐藤さんと大野さんのご苦労とご協力いただいた方々の奮闘ぶりは想像を絶するものだった。

先頃、「石舞台をギネスブックに登録できないだろうか?」というメールが佐藤さんから届いた。世界一大きな田んぼの石舞台、果たしてそんな登録が可能だろうか。新しい記録カテゴリーとして認められるには、いくつかの基準をクリアーしなければならず、さらに申請内容にも規制があるようだ。

ギネス問答はともかく、10月から始まる「里山アート展」、「田んぼ夢舞台祭り」で石舞台は前代未聞のステージとして評判となることは間違いなさそうです。

地元の皆さんも、新名所として喜んでくれることでしょうし、マスコミで評判になれば、すでにギネスものです。NPO法人となったコスモ夢舞台の、まさにメモリアルアートとして石舞台を誇りとしていきたいものです。

地元と行政の皆さんのご協力をいただきながら、さらなる夢を広げていきたいものですね。この秋、ギネス・ワールド・レコーズ社の記録認定委員会に問い合わせをしていくつもりです。