2009.12.

2021.4.7
コロナ禍とコスモ夢舞台の活動
森紘一

 満開の桜も峠を過ぎ、八重桜が見ごろを迎えている。今年はすべての移ろいが早い。落ち着かないのは陽気だけではない。変異ウイルスが各地に広がり、感染の拡大が止まらない。それなのに、新型コロナウイルスのワクチン接種は遅々として進んでいない。

テレビのニュース速報は、大阪が東京を超えて一日の感染者数が過去最高の878人となり、吉村知事は「医療非常事態宣言」を発出したと伝えている。

 先週の4月2日(金)、佐藤さんから「4月30日の出版記念パーティーは中止とし、延期したい」と緊急連絡があった。久しぶりに、知人・友人、仲間たちと逢えることを楽しみしていただけに、「がっかりした」との嘆息が出る。同時に「ほっとした」という安堵もある。我われに共通しているのは、コロナさえなければとの思いである。

 コスモ夢舞台の活動は、いささか大げさに言えば、都市の人びとや諸外国の人びととの交流を盛んにし、活力ある地域づくりと個人の元気を再生していくことに意味がある。
 佐藤賢太郎著『我が人生と出会い』の刊行を、あえて出版プロジェクトとしてクラウドファンディングにかけているのも、これからのライフスタイルや生き方を世に問う、積極的なメッセージである。また、第3回「奥阿賀国際アートフェスタ」で世界の若者と日本文化を考え、縄文文化を見つめようと呼びかけ、ワークショップでストーサークルづくりを試みるのも、魅力ある地域づくりへの布石である。さらにこれは、縄文村構想へとつながっていく。

 問題なのは今、我われの行動がコロナに閉じこめられていることである。コロナ禍の落とし穴は、不安からくる誤解などで一人ひとりが孤立してしまうことである。スマホやメール、テレワークという手段はあるが、感動ある人間交流や、直接面談する情報の交換、共有がとりにくいことである。

 しかし、焦りは禁物です。お互いに心と体の健康を保ちながら連絡を密にして、佐藤賢太郎とコスモ夢舞台のキャリアを生かし、この難局を乗り越えていきましょう。