2009.12.

2018.03.02
忙しさを目にして
大塚秀夫

 ブログで佐藤賢太郎さんの状況が目まぐるしく動かれる様子がわかる。

フクロウ会館の雪下ろしも2回やるのもはじめて、村の方から頼まれれば雪下ろし、雪かきに行く。雪は湿り凍り重くなりスコップで雪かきするのは容易ではない。

おそらく雪に取り囲まれた生活で会員の方は、佐藤さんのように活躍できない。何とその間、里山アート展の作品も構想して作ってしまう。

里山アート展の作品もあるもので、創られたのを直に見せてもらった。

使えなくなったガスコンロとスカーフを見て女性の顔にそしてブローチをつける。
このイメージと組み合わせでアートになってしてしまう構想力はすごい。

25日朝、佐藤さん、マキ子さん、古田さん、と私でクボタの方に除雪機の操作を受けた。雪は圧縮されて固まる。その雪かきはスコップでは容易ではない。集落の雪かきをしていこうとすると、この性能の除雪機でなければ、おそらく役に立たないのは明らかだった。どんな雪の状態にも性能を発揮する。瞬く間に実家の前の駐車場は雪かきができた。車の入るスペース、もちろん除雪機の駐車場のスペースもできた。

ですから、この除雪機でないと雪かきをすることは不可能。凍った雪をローターが回転しながら雪を砕き、飛ばす。飛ばす方向は自由自在に変えられる

冬にはコスモ夢舞台はこの除雪機で集落と都会の人と人をつなぐ活動がこの活動は地域の方に喜んでいただけます。

上越での授賞式に翌日、佐藤さんは寺屋根の雪状態を見回り、戻ると国土交通省の職員の方が訪れてくる。同時並行対応していた。そして、がんの研究所から何冊必要かなど電話に応対していた。これが日常である。

佐藤さんもマキ子さんもゆっくりくつろいでいる暇はない。今日なんか、まだいいほうですとマキ子さんは言う。瞬く間に時間は進む。夜、佐藤さんがストーブのそばでうたた寝。

「賢太郎さん起きて」とマキ子さんが呼びかけても身体をゆすって、叩いても起きない。今日一日を「これ渾身」の力で生きている佐藤さん。

コスモ夢舞台がなっていくのは佐藤さん、マキ子さんのお二人がいてこそコスモ夢舞台のイベントは動いているのだと、しみじみ感じた次第である。3月5日から台湾に行くとのこと。きっと多くのことを学んでくると思う。

わたしにはまさに冬に、研修に行ったようである。百聞は一見に如かずであった。