2009.12.

2020.1.19
魅力をつくる
佐藤賢太郎

 あの有名なパナソニックの松下幸之助さんの言葉です。
ある工場を訪問し、主任を叱責したときのことです。案内する主任は「さすが親父さんですね、そのまま使っています」と松下さんを喜ばせようとした。すると松下さんは顔色変えて「あなたの工夫はどこにあるのだ」と言った。「旧態依然のままではいけない、工夫しなさい」と松下さんは言いたかったのだろう。

 作品つくりも、里山アート展や国際アートフェスタ開催の目的もそこにあります。常に改革,前進。ことに今年のアートフェスタはそうです。国際アートフェスタの準備は去年から始まっています。
 また私は今、市町村に私の作品の寄贈をしています。これにもエネルギーが必要です。送料もかかります。設置も費用がかかり、寄贈と言ってもまったくただでありません。しかし作品を設置することによって変革になります。
 ある町の町長の推薦でここではどうかと場所が選ばれました。私は断りました。その場所が作品を置くには、ふさわしくなかったからです。
 また、私の手元にある遊びこころいっぱいの画家の作品がなかなか寄贈できません。そこで、私の作品の背景にすることにしました。私の作品もその方の絵も生きることになります。

 私の寄贈作品は北海道まで広がって交渉しています。その為に、その土地にふさわしい台座も工夫しています。その結果どうなるかわかりません。どうなるかわからないが、私は生きがいとして挑戦します。