2009.12.

2016.04.03
佐藤さんご夫妻とモロッコ
森 紘一 

 3月の東京ブロック例会は、30日(水)さいたま市緑区の「プラザイースト」で開かれた。翌日(31日)からモロッコへ旅立つ佐藤さんとマキ子さんを迎えて、仲間内での壮行会を兼ねている。

 この「プラザイーストは」、芸術・文化・レクリエーションなどの活動拠点となる地域の複合施設というだけあって、モダンな外観と近代的な設備の整った建物である。4月30日(土)には、ここで『佐藤賢太郎講演会と佐藤マキ子健康料理』も予定されている。 

 今日は佐藤さんご夫妻だけでなく、すでに豊実への移住を表明されている古田さんご夫妻も出席された。期せずして、桜の季節にふさわしい二組の門出を祝う会となった。皆さんは、それぞれにいつも以上に能弁で、語り口にも温かいユーモアーがあふれていた。持ち込んだ弁当と飲み物での和やかな例会となった。

「素晴らしい異国の地で、思い出をいっぱいつくってきてください」

「あまり喧嘩をしないでください(笑い)。無事のお帰りを祈っています」

「モロッコでの体験を生かした、新しい作品が楽しみです」

「豊実に、新しい拠点をつくる意味は大きいと思う」と、古田さんは強い意志と皆さんの支援を改めて要請した。

「コスモ夢舞台の恵まれた環境を、都会の子どもたちに伝えていくことができれば」と、奥さまも控えめに決意を述べられた。 

 ところで、例によって佐藤さんは帰国後、「モロッコへの旅」の刊行を予定している。わたしのところには、早くも現地から佐藤さんの原稿が届いている。

 今回の旅は、ギリシャの時とはだいぶ様相が違っているようです。第一に、作品を制作・設置しなければならないという制約がないこと。第二に、ラシェッドさんとはウファーとして結ばれた関係ではあるが、現地ではウファーとしての仕事はなさそうです。

ラシェッドさん一家も、万全の“おもてなし”で迎えて下さっているようです。 

そういえば、壮行会の席でマキ子さんは「主人と二人で旅行をするのは、結婚してから3度目です」と、言っていた。

 ぜひ、名作『カサブランカ』の旅情を楽しんでいただき、ゆっくりと日ごろの疲れを癒していただきたいと思う。スケールの大きな自然と異文化の中での体験が、今後のお二人の作品や調理に生かされることを楽しみにしています。