2009.12.

2019.04.02
新元号「令和」と阿賀町豊実
森紘一

 4月1日(月)、各地の桜情報に新元号決定のニュースが重なって、日本列島はいつにもまして明るく華やいだ新年度のスタートとなった。

 万葉集を典拠とする新元号「令和」は、漢字の意外性とともに響きの良い音(言葉)として、素直に受け入れられていくのではないでしょうか。 

発表後の記者会見で安倍首相は、「厳しい寒さの後に見事に花を咲かせる梅の花のように、一人ひとりの日本人が、明日への希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることができる。そうした日本でありたいとの願いを込めた」、また「我が国の歴史や文化、美しい自然を、しっかりと次の世代へと引き継いでいくべきだ」とも述べている。

 さて、5月1日からはじまる「令和」はどんな時代を切り開いていくことになるのでしょう。 

 平成31年(2019)は、春先から平成最後の年ということで、新時代への期待を込めた特集や新元号の予想といった企画が、メディアにはあふれている。

 1月19日付の新潟日報は“亥年 わたしの夢”シリーズに【私が提案! 新元号「桃芽(とうが)」】と題して、佐藤賢太郎さんが紹介されている。

 『阿賀町のイメージは、世俗を離れた平和な世界を意味する「桃源郷」で、そこから桃の一字をとった。自然と共生するライフスタイルに魅力を感じ、外国人らの多くの若者が訪れるようになった。故郷の魅力が芽吹こうとしているところから「桃芽(とうが)」とした』と佐藤さんは語り、「私の夢は移住者を増やし、山間部のムラに活気を取り戻すことだ。外国人が多く住むムラにしたいね。今年は変化が起き、忙しくなりそうだよ」と結んでいる。

  間もなく動き出す令和元年の7月、こうした構想は「第1回奥阿賀・国際アートフェスタ(7/7〜14日)」として開催されることになりました。さらに、3月末には新潟県の文化活動推進事業として認定され、ありがたいことに助成金をいただけることになりました。

 NPO法人コスモ夢舞台としては、今年で開催16回目となる「里山アート展」と令和元年からはじまるこの「国際アートフェスタ」を二つの大きな柱として、過疎化する地域と高齢化する個人の元気を推進し、次世代へ引き継いでいきたいと考えています。 

「令和」のはじまりとともに、佐藤さんを中心に「桃芽」の夢も大きく膨らんでいます。