2009.12.

2021.02.22
「ボロいい宿」のTV番組を観て
御沓一敏

 若いころから佐藤さんといろいろやってきたが、常に変わらず貫いてきたことは、数字の大小、規模による価値判断(物差し)は辞めようということであった。

 コスモ夢舞台を立ち上げる時も、
「感動ある人間交流」・「一人一人が輝く」・「本物と向き合う」という物差しで生き方を問うてきた。

 今回の番組のタイトルが面白い。ボロいはバツではなく、素晴らしい発見があるというもの。
放映時間も予想以上に長く、丁寧に説明していたように思う。
タレントの選択も一般的な日本人の若者という感覚、入門編と思えば、むしろ良い選択であったかもしれない。

 他人が作ったガイドブック(物差し)で旅をする多くの日本人は年齢を問わない。
 コロナが来る前、自分の物差しで、自分の力で探し求めて豊実にやってきた世界中の若者に比べれば大きな差があるが、先ずは、新しい旅の視点を示す第一歩の番組であった。
 次回は、是非外国人が何故豊実に来るのかの視点で番組を作成して欲しいものである。