2017.05.01
学び合う
佐藤賢太郎
仕事は人のためにすることになりますが、それはまた自分のためでもあります。人間はお互いに支え合って生きているものです。このことを私は学びます。その実践を毎日体験しています。
今回のウーファーは見るもの、聞くこと、なんでも感動します。特に食事をすることに、醍醐味があったようです。イタリアのシェフ、ロベルトはお世辞ではなく、家内の料理をとてもほめていた。仲間の皆さんは豊実にお出でになった時、それを食べているのです。これはコスモ夢舞台会員の特典にもなっている。こんなことを言うと、自画自賛のように聞こえるかもしれませんが、自信をもって私は言います。
ロベルトは家内の日本料理を学ばせて頂いているというが、家内もこの機会にイタリア料理を習得している。これも、お互い学び合っている。私は英語がよくは解らない。解らないながら、解り合う。これが私の外国人との付き合い方である。余談になりますが、ギリシャ滞在の時は全然わからなかった。それでもやって来られた経験が、今となって役に立ちます。
外国とは文化は違っても、大切な価値観を共有できることがあるということを学びました。それは嬉しいものです。日本人同士でも理解し合えない人もいます。
そして、彼らは作業を頑張ってくれたので、温泉旅館の古澤屋にあなたたちを連れてゆくと私が言うと、「いいです、『桃源の湯』が良い」と言うのである。それほど食と風呂には満足しているのであった。どうやら、『桃源の湯』は我われの大切な財産になっている。だから何が何んでも修復しなければと執念が湧いてくる。
今日は彼らとの最後の夕食である。またアメーズイングと言うだろう。1週間の滞在中、肉魚は一切出さないで、毎日違った料理を出してくれる家内であった。凄いことである。
感性のある人間と付き合うことは楽しいものである。私は素晴らしいランドスケープを見せましたが、ある能力をすべて出し切ったようで、今年のウーフィングが終わったような気分になった。
ウーフのホストは大変ですが、このように感動もあるものです。日本の我が家にいながら、海外の人々とこのようにつき合えることが、私の人生を豊かにしてくれます。もとより、家内の体力、知力、精神力があってのことです。
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