2020.8.31
庭つくりを研修
佐藤賢太郎

 いわき市の竜雲寺の石庭つくりはまだ終わっていない。9月11日で、ほぼ出来上がる予定です。石庭つくりを研修している彼は東京工業大で学んでいる。私はジュセッペに教えたいことがある。
 禅寺の枯山水、石庭は日本の文化でもあります。河で石を発見し、苦労して引き上げたであろう石を庭石にする、これは禅の精神に通じるのだろう。
午前4時に出発し、帰りは午後7時半過ぎになりました。翌朝、車を見るとフロントは虫がいっぱい張り付いていた。それを落とすのも弟子の仕事であります。庭の周囲のごみを燃やすのも同じ、ただ私もやりました。

 私はかつて茨城の笠間で買った石があります、それを生かそうと決めました。それで石を切削することになった。何でもやってみなければわかりません。やはり課題がありました。ジュセッペは情報工学とやらを学んでいます。普段と違うことばかりの脳の使い方をしました。エンジニアといいますが、私もそれを目指して大学に入りました。今はアーチストであり、環境工学であり、コメを無農薬で作る農家でもあります。大学では専門の勉強はしなかったが、エンジニアの考え方は役に立っていると思います。
 
 石を切ると切削機が止まってしまう。なぜだろうと考える。ベルトが緩んでいそうです。それをあきらめるか、どうするかになる。テンションをかけるには機械どうするかの課題になった。四苦八苦してテンションを張ることができました。そしてモーターを動かすと今度は止まらなかった。それを利口なジュセッペは理解したようだ。石庭を作るのは簡単ではありません、しかし私は楽しい。