2019.06.23
仕合せ
佐藤賢太郎

見ず知らずのハンガリーの女性が我が家を選んで来た。彼女はかなり外国を旅行している。そして冒険家でもある。とっても明るくて、自然が好きであった。豊実はきれいだと言う。

 事前にウーフサイトで調べ、私のライフスタイルが好きだと選んだようだ。そして、強く日本語を学びたいようだ。私のほうが学ぶことがあるのかと思うくらい、私たちはともに日本語を学んでいる。笑いの絶えない私たちである。

つい私は理屈抜きで、「私はあなたがここにいることを強く望む、私は全力でサポートします」と言いました。すると彼女は「有難う、今すぐ答えられないが家族と相談して答えたい、日本を去る前にもう一度立ち寄る」とも言っていた。彼女の英文や英語の発音は、とってもきれいで解りやすかった。

徹底したヴェジタリアンであり、魚も食べない、野菜だけであります。おかげさまで、私たちも健康料理を食べています。家内のようにその料理を作れる人はあまりいない。家内は常に料理の創作に頭を使っている。だからこそ、外国のウアファーが見つけて我が家に来るのだろうか。

 これまで、ハンガリー人のエンチ―とは全く知らない関係です。にもかかわらず、彼女と私たちは家族のようにフレンドリーに付き合っている。私は思う、この今が仕合せであります。

ちなみに、彼女の国際アートフェスタの作品は日本のひらがなを書くことに決めました。