2004.08.01
4人で演じるパーホマンス
佐藤賢太郎

 8月31日いよいよ出番の当日となった。城跡の階段が下り坂になって広場がある、高台にあるシャトーの眼下の遠方には広大なフランスの畑が広がって見える。

 事前に素晴らしい舞台環境であった。事前にリハーサルを千晴さん、匠さんセバチャンと行った。撮影は大塚秀夫さんであった。4時30分になったら観客がどっと押し寄せてきた。 
 絵を描く前に私は気功をパーホマンスとして見せることにした。早速私は目を閉じながら気功を始めた。がやがやしていた観客の声も静かになってきた。会場は誰もが声一つ聞こえない静けさに包まれていた。
 
 匠さんのバイオリンとセバチャンの打楽器、ダンスの千晴さんに囲まれて宇宙の絵を描いた。時間は20分だが時計を見るような雰囲気ではなかった。千晴さんの動作からそろそろ終わりなのかと思った。その前に私は色即是空、空即是色と漢字で書いた。4人のパーホマンスは大盛況裡に幕を閉じた。私たちは楽しんだ。最後に写した出演者の喜びの写真がそれを物語っていた。