2014.08.01
余暇を楽しむ
佐藤賢太郎 

楽しむとはこうことなのかと考えさせられることばかりである。

5時半三々五々に人々はシャトーに集まってきた。入場料は何と一率でない。入場料は受付でサイコロを振って出た目で決まる。中には無料に当る方もいてそれが出ると歓声が起こる。

また西瓜や、ホップコーン売り場ある。そこには看護婦のような身なりをして口の大きさや目の大きさその他検査してその検査によって量を決める。入場料と同じくつまり遊びである。

 映画やパントマイム、ダンス、私の描くパーホーマンスなどもあるがその中に自由に遊ぶ空間がある。玉入れのようなもの,シーソー、タイヤころがし、木を重ねバランス遊び、缶を屋根に投げ上げる。其れを子供たちと大人たちは一緒に遊ぶのである。ここで育つ子供はおとなになったら、きっと創造力豊かな人間になるのだろうと思った。

 サーカスのテントではいろいろな音楽がバックで行い芸を披露している。それも3日間の即興で決めるらしい。日本の炭坑節もあって日本人の私たちも踊った。出会う人も初対面である。極めつけはやはりチリのサーカスである。外見上普通の男女のようだがまるで器械体操の選手のようにブランコのように吊り輪で登り、回転する。

しかもストリーがあるような演劇アートである。皆さん拍手喝采であった。最後はたき火を見ながら三々五々帰宅してゆくのである。私は部屋に帰ったが、それからも午前2時ごろまで音楽をしたり市たたり、踊ったり過ごす方もいた。

 翌朝は後片付けを私たちもしました。田舎の風景を眺めながら、フランス人やその他の外国人と片言の会話をし、食事をし、とてもゆっくりした時間が流れのなかで過ごしていた。その後間宮さんとヨークさんにモンバールの駅まで送っていただいたのである。