2016.01.28
コスモ夢舞台賛歌
佐藤賢太郎

 昨年、新潟市在住の外山しのぶさんが和彩館で「歌声コンサート」を開いてくださった。いつものコスモ夢舞台のメンバーや地元の方、そしてフランスのラシェドさんが参加してのミニコンサートであった。そして嬉しいことに、私の作詞した「コスモ夢舞台賛歌」を外山さんが歌ってくださった。 

彼女は9歳から合唱団に所属し、音楽理論および作曲法などを学び、日野原重明氏100歳記念講演会(2012年)に招かれ新潟県民会館大ホールで独唱されました。アメリカでの記念交流パーティーでは日本の歌を披露、その他多くのご活躍があり、現在大阪芸術大学音楽科在学中です。 

その方がどうして和彩館にお出でになったのかと疑問に思う方もいるでしょう。在学中の課題にアートがあり、里山アート展に関心を寄せ、取材のため来られたのです。その後、ご主人と和彩館に何度か食事にお出でになった経緯があります。

彼女は容姿も美しいのですが、声がきれいなので、何かしているのですかと伺いましたところ、声楽をしているとのことでした。そこで早速、私はコスモ夢舞台賛歌を歌っていただけないでしょうかとお願いしました。

 この詩は、私がガンになって上京した帰りのバスの中で書きました。そして、コスモ夢舞台会員の渡辺美紀さんを通して中島由美子さんに作曲していただき、会員の時崎庸二さんの娘さんに編曲していただきました。そして最後に歌っていただいたのが、外山しのぶさんでした。その時、外山さんから「作詞の内容が深く感じられます」と嬉しい言葉をいただきました。県民会館小ホールで、私が新潟大学の学生の応援で講演会を開催した折も、ご主人とご一緒にお出でくださいました。 

私にとって、作詞は最初で最後だと思います。コスモ夢舞台に賭ける私の想いを書きました。それは絆かもしれません。命がどうなるか分からないときに、振り返り思い浮かんだ内容です。

余談ですが、絆について医師の鎌田實さんが、東北の震災の被災地で「絆があると血管が詰まらない」と本に書いているそうです。

 彼女はご両親やコンサートなどで多忙の中、コスモ夢舞台賛歌を再度テープにして送ってくださいました。これは私の大切な宝としてとっておきます。そして仲間と共に、この歌を歌いたいと思います。改めて、ホームページに外山しのぶさんに感謝の意を込めて書かせていただきました。