2015.11.15
イアシスへの誘い
佐藤賢太郎

 家内の希望で西会津町に雑穀料理を食べに行った。待つこと2時間、いくらおいしくとも、これではいけません。その店で、ある方から「このあと時間がありますか、近くで健康になる宣伝イベントがあるので参加してみませんか」と言われた。「来たバスに乗れ」です。動いてみました。

 電子椅子に座って話を聞いて健康になるイベントでした。足の末端までポカポカしてきた。面白おかしく話している若者が、安保徹先生は「病気の原因のもとは血の汚れと低体温、この2つである」このように言っていると説明していた。その他、クスリは石油で作られていて、体温を下げる毒であること、現代は添加物だらけの食品がほとんどであるなどなど。私がガンになったのも低体温であることは知っていた。ことごとく話は納得がゆくのであった。

 帰宅して私の体温はいくらであるか調べると、36度台ではなくガンが活動しやすいい35度でした。私は健康でいなければならない。そうでないと、目前のモロッコへは行けなくなる。がん再発の兆候ではないか。私はショックであった。一から出直そうと心した。  

無料で使える期間、この機器を利用してみようと思った。しかし、新しい参加者が多くないと11月末で閉じられるとのこと、自分で信じられ、効果もありそうなので私は知人を誘ってみた。ところが、村の方や親戚までもが動きません。警戒心からなのか、新しいものに飛びつかないのです。

 本題はここからです。動く人と動かない人の違いを考えてみました。動かない人は石橋をたたいても動かない。私から見れば柔軟性がない頑固ともいえる。なぜなのか、世間一般に合わせてから腰を上げる。自分の直感を価値としないで、人の常識、価値観に合わせて行動する人ではないかと思った。その常識が正しいとは限らない。真実を知れば、それがいかに間違っているか分かることがこの世には多い。私も知らなかったガンについても、食品についても、命にかかわる怖いことが実に多い。

 モロッコに行くことは「来たバスに乗れ」である。一般的に、人の価値観は儲かるかどうかを天秤にかける。その価値観からすれば行かないだろう。そうなると、出会いの機会は少なくなるような気がする。

 安い切符が手に入り、びわの葉が時崎さんから送られ、自分の油断大敵に気が付いた。人生に目標があることは大切である。なぜなら、努力するようになるから。何を目標にするか、感動することを目標にすることである。ただし日ごろから、感動する心癖を創ることだと思う。勿論それは、自己責任による「来たバスに乗れ」である。人生は一度きりなのだから。