2018.02.10
除雪は続く
佐藤賢太郎 

今年は例年になく雪の多い年となった。

昨日の午前、村のある方から依頼のあった一軒の屋根の雪下ろしをした。屋根の雪下ろしはかなりハードな仕事である。雪が多く、屋根の雪が地面とつながってしまう。写真を見ればお分かりでしょうが、ともかく一段落した。

ところで雪下ろしをしていた時、古田浅吉さんが借りている家の雪をしなければならないと思った。万一、家が倒壊したら、古田浅吉さんは住むところが無くなる。私にはもう雪の荷重に耐えられる限界であろうと思えた。いくら柱が太いとはいえ、危なくなってきた。雪を下すかどうか、その判断は感である。のんびりと考えている間はない。即動く必要がある。古田さんの借りている家は、今年未だ一度も雪を下していないので、屋根の雪は雪圧で相当な重さになっている。できれば、雪下ろしをしたくない気持ちは分かる。

高い2階建ての家であり、その上面積が広いので、相当危険を伴う。そうした家の雪下ろしは、普通、業者に頼む。業者は一人では決してしない。3人4人で行うのが普通である。安全と能率を考えてそうする。それを私は一人で行わなければならない。責任をもつとはこういうことだと思う。私はこの家の屋根に上るのは、全て初めての経験です。先ずどこから屋根に上がるか、探して一番安全な方法を選ぶのである。誰も教えてくれることはない、全て自分の感であります。そしてそれは自分の挑戦であります。余談にありますが、その延長線に里山アート展開催にも繋がっているのです。

私は肉体的にも、精神的にも鍛えられているチャンスと思います。この田舎に生きることです。そして、それはコスモ夢舞台の活動が繋がっているのです。

ところで、古田さんの家の雪下ろしは、少なくとも4日かかるであろうと思う。その後に我が家、そしてふくろう会館&アートギャラリーの雪下ろしが待っている。2月が終わり、そのうち春が来るであろう。そして里山アート展作品の準備が始まります。