2011.02.28
天の届け物
佐藤賢太郎

2月27日(日)二人展の近くになり、上京する準備のため家内と出かけておりました。家に帰ると、何と坂内さんと梁田さんが母を囲みながら私たちを待っていました。

玄関を開けると新鮮な野菜、キャベツ、白菜が置かれてあった。それは過日と同じように、坂内さんが私の具合を心配していただいた野菜であった。これが雪の下の最後の野菜といって、わざわざ喜多方から届けにお出でくださったのだ。感謝以外のなにものでもありません。 

だからこそ温もりある野菜であることを痛く感じました。つい2年前までは知らなかったのに、こうして人と人のつながりができることは不思議なものです。多くは語らない坂内さんでありますが、ホームページ掲載の宮沢賢治「雨にも負けず」などを読んでくださっていることと思います。

こうしたことで、私の免疫力は確実に高められております。それは眼には見えないことでありますが、心温かくなるということであります。私は望んで身体の異常を知らせていただいたのでありませんが、それはマイナスばかりではなく、むしろ得るものが多くあります。温もりはさらに続いております。

今回の二人展の搬入に仲間が手伝いに来てくださることは、これまた天の恵み、人の恵みであります。

東京駅に私がバスで着くのは15時15分ですが、新宿の画廊では15時から手伝っていただきたいとのことでした。友は天から使わされた使者のようで、本当に助かります。

さらに、泊まるところも玄米菜食の食事を作っていただく友もあり、私は多くの天の使いに支えられています。

   また会員の塚原君が方位学を学び資格を取ったそうです。
   その彼が展示会終了の10日には郡山駅にむかえに来て下さり、私にパワーを与える場所につれて行き、水を飲ませると言うのです。
   いうまでもなく私の体を気遣ってそうしてくださいました。私は彼の行為を素直に受け入れ展示会翌日すぐ帰るかことにしました。

   こうしてありがたい人に恵まれている私であります。がんになったことで、医療を含め今まで踏み切れなかった見えない世界に踏み出す機会をいただきました。これも天の贈り物でしょう。