2018.11.23
野菜つくり
佐藤賢太郎

 11月22日、村の人は既に里芋掘りの作業は終わっていますが、私は昨日ようやく里芋を掘り起しました。そして里芋を家内が夕ご飯のおかずにしてくれました。とてもおいしかった。

サトイモは掘り起こして終わりではなく、根を切って、洗って、乾かしてそれから料理に使えるのです。これだけの作業を要しますので、野菜はスーパーで買った方が利口だと、一般的にはそう思います。

 私たちも今、野菜を作れるから作っていますが、身体がきつくなったら作らないでしょう。母は91歳まで私たちと楽しく、野菜を作りに畑に行きました。母は畑作業を苦痛ではなく、喜んでいました。自然に癒されていたのだろうと回想いたします。今思うと、それはとっても楽しいひと時だったと思います。家内は自分の母より、私の母を「本当の母のように思う」と有難い言葉を私に言います。

 ところで私は、ジャガイモ、玉ネギ、人参も作りますが、土つくりをしっかりしなければ、人間の体に良い野菜ができないことが分かってきた。もちろん無農薬の野菜です。

なぜ苦労して野菜を作るのか。それは無農薬野菜を自分の手で作れる環境にあるからです。健康になるからです。

それに我が家の売りはオーガニックな食生活をしているところが、外国人にも人気があるのです。 

新潟の冬は早く厳しく、雪を目前に雨も多い。しかし冬は人間を逞しくします。もろもろの知恵も生まれてくるのです。