2007.05.12
これから一段と輝く人(2)

コスモ夢舞台ではすでにおなじみになってきた村松のIさんが今度は、Sさんを伴わずにやってきた。ヤマメを入れるために生簀の中にさらに小さな生簀を作る作業をしてくれることになった。

材料は例によってあるものを使う。外枠は棟梁のOさんが埼玉から運んで来てくれたフェンス用のものである。実は猿やマミー除け用に畑で使うためであったものを拝借する。それを母屋の前の池と桃源の湯横の池の大きさ、深さに合わせてカッターで切る。

これをケーブルを束ねるときに使うプラスチック製のタイロックで固定する。さらに、ビニール製の網をその中に入れて留める。なかなかのアイディアである。
それを見た地元のお助けマンFさんも誉めていた。

出来上がった時のIさんの感想「ウーン、完璧!」と自画自賛しながら、あるもので作るコスモ夢舞台のコンセプトに痛く感心していた。
また、釣りも得意なようだが、自分が食べる分だけしか獲らないと言っていた。その点では、この人の中にも縄文人のDNAが色濃く流れているようである。
いろいろな面で共感し合えるIさん、豊実へ通う回数が増えて、ますます輝くに違いない。

ヤマメの試食会が昼から夜に変更になったため、Iさんは都合があって、これには出られなかった。三川(新潟県)でヤマメ養殖をしているHさんがみごとな手さばきで刺身と囲炉裏での塩焼きを披露してくれた。
文句なしの絶品である。何時の日か和彩館でこういうメニューが登場するかもしれない。
                                                                                                 
(御沓一敏)