2007.06.19
危機一髪

テラコッタの窯をつくった勢いと残りの材料を活用して「桃源の湯」のボイラーの補強作業を行った。
材料の足りない分は和彩館の壁に使ったレンガタイルを利用する。細かい欠片まで全て使い切った。

筆者が耐火モルタルを塗ったレンガを佐藤さんに渡す。佐藤さんはボイラーの中に横向きに入ったままの姿勢で長時間作業を続けるわけで、そのパワーと忍耐力にはいつもながら驚かされる。

火の吸い込みと熱効率が格段に良くなった。
補強をしてみて分ったのだが、高熱に耐えられず大谷石がボロボロになっていた部分何個所もあったという。このまま放置していたら、柔らかく、気持ちの良い風呂と評判の「桃源の湯」も時間の問題で、使えなくなった可能性がある。
これでふくろう会の皆さんが元気な間は、ボイラーも持ちこたえるでしょう。

「桃源の湯」といえばコスモ夢舞台の鉄に関する特注品については、全てと言っても言い過ぎではないくらい奉仕の精神で提供してくださるふくろう会員の時崎さんのことを忘れてはならい。
今回も、ボイラーの蓋と燭台をつくっていただいた。この場を借りてご紹介とお礼を申しあげます。                                                                                                 (御沓一敏)