2011.02.15
冬の訪問者
佐藤賢太郎

214午前、「おはようございます!」と明るい会津弁の声が玄関から聞こえた。誰だろうと出ましたら、何と喜多方の坂内克裕さんでした。 酒の一升瓶ではなく、お酢の一升瓶と野菜を持ってのお越しでした。

私のことは、ホームページをご覧になりご存知でありました。そのお見舞いをかね、どうしているのか心配されての訪問だろうと思いました。

「いやいやお久しぶりですね、元気そうで」と言いながら 「酒も甘いものも、肉も魚も食べないとなると何をお土産にしたらよいか分からなくて、それこそ自然食で作った酢が手に入りましたと吉良さんから届けてくださいと言われました」と何よりのお土産でした。野菜は雪の中に囲った自分で作ったキャベツと大根でした。

そして、健康になるにはと言う話題になり、ご自身の体験も話されました。県の職員をなぜ辞めたのか、それは、このままではストレスがもとで自分の場合は命も危なくなると感じたから決断したそうです。いい選択をしたと思いますと坂内さんは言いました。

そして、佐藤さんも良い結果を出してくださいということになり、会話ははずみました。

思えば、昨年の今頃は会員ではなくコスモ夢舞台冊子を購入にお出でいただいた頃でした。その後、2月の日本橋高島屋の個展に会津からお出でくださったのです。大雪で帰りはバスが止まり散々でした。そしてさらに、ギリシャツアーに同行するメンバーの一員となり味噌つくりにも参加してくださいました。

坂内さんは個性的で面白い存在です。ギリシャでもそのようでした。そして仲間より催促されて会員になったようです。
   そもそも、私に関心を持ってくださるようになったのは『ギリシャからの手紙』を読まれてからであります。

相手の方のことが全て分かるわけでありませんが、近くにこうした方がいらっしゃることは、私の人生を限りなく楽しくさせてくれます。