20111.01.09
食と健康
佐藤賢太郎

前回、玄米おかゆについて書きましたが、昨年暮れから玄米菜食を我が家では実行している。魚は食べますが、一切肉を口にしていません。無理しているわけではなく、それで結構美味しい食事をしています。

仲間の会員の方から何年も前に『わらのごはん』という本をいただいた。この本は「食は栄養をとるためということだけではない」と、深い考えのうえに食を捉えている。要約すると、主役がご飯であることを忘れないこと。食べ物は、命を頂戴しているということ。食べ物を変えると運命が変わる。など、食について生き方を語っている。

私も、あるものを生かして玄米菜食をしていますが、それは創造であります。今朝は、わかめの味噌汁、かぼちゃのスープ、野菜入り玄米、大豆の煮つけ、それに筑前煮。この筑前煮というのは、普通肉が入るそうですが入っていません。

ここで「わらのごはん」から学んだことを実践してみました。それは野菜煮、水を使わないでつくる料理です。ごぼう、大根、にんじん、きのこ、レンコンその他。まず、基本は葉モノを鍋の下に、根のものは上に積み重ねる。そして塩を少量上から振り掛け、弱火で煮詰める。すると、野菜から水が出て焦げないのです。これを食べると、調味料は塩以外何も使わないのにすごく味が良くなり、コクがあるのには驚きました。

私は血圧が少し高いので薬を常用していたがやめました。しかし、血圧は上がっていません。人間は自然の一部であるといわれているが、その自然を人間の体に取り入れることは循環である。この冬、食を通してどんな風に体が変化するのか試したい。仲間がお出でになっても、この食事を出します。まさに命に関わることですから、ホンモノを追及し徹底していきたいと考えています。