2008.06.04
看板群の再生

和彩館の食事の予約制も定着しはじめて、そのお客様の数も昨年に比べて格段に増えた。そこで、改造のために外してあった看板群をいつまでもそのままにしておく訳にはいかない。

体験学習で見えた子どもたちに手伝ってもらって焼いた板に文字を入れた。大自然に溶け込んで見栄えはシックな感じで良いが、焼いた粉が残っていたり、木目が極端に浮き出していて、書く方としてはやりにくい。新しい板に筆で書いた前回の数倍の時間と手間はかかったが、なんとか、地元句会の団体様がお見えになる時までに間に合った。

看板とは眼には見えるが、誰も気付かない影の役目である。関係者の内々で、良くなったと自画自賛しているが、コスモ夢舞台流に捨てることなく再生できたことがうれしい。

看板といえば、和彩館の入り口が分りにくいという声が結構聞こえてくる。立派な石の板に彫刻されたものがあるのだが、白っぽい石に文字を彫っただけのものなので、芸術的には価値があっても解読性という点では少し目立たない。アーチスト佐藤さんとしては譲れない線なのだろうと思ったが、そこを曲げてとお願いしたところ、文字に淡いグリーンの色を入れることになった。コスモ夢舞台は、こうして日々刻々変化している。(御沓一敏)