2007.10.28 小屋からの第一歩
前日のすごい雨が朝方まで残っていたが、晴れはじめると打って変わったような良い天気になる。 慌てて、「里山アート展案内所・物産即売所」の看板づくりから作業開始。 フォークソング・コンサートの折、里山アートのビデオ撮影にお見えになったOさんご夫妻の姿を既に、お見かけしたので、とにかく会場へ急ぐ。
そのとき、筆者が「朝、早ければ霧の撮影ができる」という話をしたため、亀田(新潟市)を朝5時に出られたそうだが、朝方は生憎の雨のために撮影できなかった。この日は、運悪く、長時間待ったにも関わらず、またしても、SLが来なかった。 その上、筆者が和彩館へ行ったきり、戻ってこないということで、わざわざ迎えに来ていただいたうえ、たくさんの物産をお買い求めいただいた。記念すべき第1番目のお客様ということで写真を撮らせていただき、HPへの掲載許可もいただいた。
ご家庭のことなど様々なお話を伺ったが一番驚いたのは、80歳というお年齢である。 常々、筆者自身、動けるのは70歳までと決めてかかっていたが、夢と希望を持って身体を動かせば、まだまだ可能性があるということで大いなる元気と勇気をいただいた。 この後、2組の方にお求めいただいて、初日の売り上げ締めて1,520円はまずまずかなと勝手に思っている。
たかだか数組のお客さんだが、全て案内付きで田んぼとふくろう会館の両方は結構忙しい。また、経済性や効率から言えば、何ともばかばかしいと思われるかもしれないが、実際に形にして、見ていただくのが、今は大事だと思っている。
和彩館の方も大盛況でマキ子さんも1人で大勢のお客さんを相手に疲れただろうと思っていたが、逆にいつも以上に元気であった 筆者とてそれは同じで、売り上げもさることながら感動ある出会いと和やかな会話は人を元気にするようだ。
この日は佐藤さんの友人魚屋のTさんより差し入れがあり、美味しい手作りのシメ鯖、サヨリ、赤イカの刺身などをネタにし、コスモ夢舞台米を使った手巻き寿司をいただいた。 普段、とても口にすることの出来ない贅沢な晩餐となり、そこへ地元のお助けマンFさん、Tさんも加わった。
魚屋のTさんより、「看板をもっと大きくすれば3倍、売り上げが伸びるよ」とアドバイスいただいたので、早速、実践してみようと思っている。 こうして、テント小屋からの「地元物産即売」の第一歩が踏み出された。(御沓一敏)