2010.10.08
コスモ夢舞台米
佐藤賢太郎

今年初めて、田植えから草取り、草刈り、水管理、稲刈りを体験しました。少量ですので除草剤をほとんど使わずに、こだわりで農薬消毒をしない米つくりに挑戦しました。先にも書きましたが、草取りの大変さに私は投げ出したくなりましたが、家内は最後まで稗とりをしました。

かつて私は埼玉で自然農法を経験して、その大変さを知っておりました。豊実では自然農法とはいかず、田ならしから、稲刈りまで機械に頼り、苗は作っていただきました。
   ただ、田んぼの回りは除草剤を一切使わず草刈りをしました。田んぼの中は、わずかに初期のとき除草剤を使用、普通は2回使用するようです。それでも草は生えるようです。ともかく水管理と草との戦いが稲つくりのように思いました。

どうして私はこんなにこだわるのか、ひとつにはメダカ、ドジョウ、蛍を田んぼに蘇らせたいという思いからビオトープを作っているからです。それに良く聞くことですが、自分の食べる米は農薬をなるべく使っていない天日干しの米を、売る米は勿論農薬を使って、きれいにそろっている米をという話がありますが、それは解ります。 

ともかく手間をかけなければ米は安くなりますが、コスモ夢舞台米は農薬を使っていませんので、いくら草刈りをしても虫も付きます。購入して頂く方にはそのことを理解していただきたいと思います。                         

しかし、田んぼの水をポンプで排水していると、ドジョウがぴちぴち動いているのを目にして嬉しくなりました。

コスモ夢舞台も自立の道をほんの少しから始めようと、今年初めてコスモ夢舞台米の紹介をしたところ、あちこちから電話の注文を頂きました。
   人のつながりのありがたさを思います。中には米を親戚から買っているのに、「私はコスモ夢舞台の住人だから買いますよ」と笑いながら言ってくださる方もいます。
   また「日ごろ豊実にゆかないのに米ばかり注文していいですか」などなど言葉にはしないものの2袋お願いします。などと支えてくださる仲間に感謝しています。
   
   米を遠慮して売ることをためらってはいけません。自立するための大切な実践です。本モノを求めること、それに共感していただく方との連携する試みです。            

今は仲間内ですが、こうした信頼関係の中で顔の見える米つくりや農産物、山菜など地元物産の販売は、これからの農業を続けるひとつの方法となるでしょう。           

すでに味噌つくりをはじめて4年目になりますが、その味は好評をいただいております。コスモ夢舞台米も是非玄米で、皆さんに試食していただきたいと思います。

写真は玄米ご飯に生卵をかけたご飯とコスモ夢舞台米袋です。品種は新潟米コシヒカリです。