2018.05.17
米にするまで
佐藤賢太郎

 何でもそうだが、執念がないとできない。米にしてもそうです。一度荒れた田圃を復活させるには、相当やる気がないとできません。中途半端に語るばかりではできないのです。

 トイレにしても、お金がなかったら自分でつくるしかない。それには執念です。なぜそんなに執念があるのか? 理想があるからです。悩みを抱えた方でも自然の中で暮らし、住めるようにする。

そのための田んぼの準備です。貸家は会員だけが使うのではありません。いろんな方が泊まれるようにする。コスモ夢舞台の活動が支援にも繋がっています。早速、悩みのある方が泊まることになりました。

 さて、しばらく使っていなかった田んぼに水が入るようにしました。そして田んぼの水漏れがないようにあぜ波シートを張る。あまった苗で田植えをすることになりました。肥料は一切使わないで水だけでつくるつもりです。勿論、無農薬玄米です。今年はたんぼに蛍が飛び交うか楽しみです。何ごとも言葉より実行が先です。家内は、まさか今年田圃をつくることになるとは思わなかったと言います。

ついでに、キウイフルーツについて触れておきます。復活田んぼの傍にある、父が植えたキウイフルーツを食べています。その棚を何度も作り直します。そうしないとキウイフルーツは作れません。 

キウイフルーツの支えに木の柱を使っておりましたが、数年たつと腐ってしまい、支えが雪の重みで沈んだりします。それを鉄の支えに代えました。その沈み込むのを防ぐようにしました。

このように魅力ある田舎にするには、空き屋にしても田んぼにしても、ウーファー受け入れにしても、すべて万全の準備とたゆまぬ労働が必要です。