2017.07.18
私の創造とは
佐藤賢太郎

「恩について」学びをしました。

地域おこしのプレゼンの日(8月8日)が近くになりました。これは私の人生の終盤における大きな出来であると思います。まさにさまざまな恩恵あっての結果であります。

私は今、毎日のようにそのプレゼン資料の作成に取り組んでおり、写真や文章を入れ替えています。これほど懸命になれることがあるのは幸せだと思います。それは難儀というより、創造する楽しみがあります。例えば、田んぼの水路を噴水にすることも楽しみです。これを発展させ、第2第3と田んぼの水路を創造しています。

 そして貸家をリフォームするに際し、お金をかけないで直す工夫をし、多くの人が利用できるようにする、まさにこれも創造です。  

もちろんこの作業は一人ではできません。そして将来どのように使うのか。私は初めからすべて計算して、動いているのではなく、歩きながら、走りながら考えます。最後に残るのは、お金のかかる屋根の修理と水洗トイレです。どの様に乗り越えるか思案のしどころですが、必ず乗り越え、達成したいものです。貸家の名称を決めました。和彩館前の建物を展示館、母屋をホスト館とします。それもプレゼンに使います。完成したらその創造性を楽しんで頂けると思います。

ところで作家とは、独自の個性的創造力をもったところに価値があります。作家はさまざまなタイプがあっていい、私には真似のできない作家も多くいます。

しかし私は貸家を“地域おこし”に使い、しかも一人でできないから人の力も頼り、共に作ってゆく作品に取り組んでいます。

この作品つくりができる人と、楽しみながら作品を作っています。そうした意味で、私は個性ある彫刻家だと思います。

ギャラ−リー・マスガでの彫刻個展が近くなりました。そんな視点から作品を見ると、どうでしょうか。

 最後に、テレビを見ているとアメリカのある大学で死を直前にした授業が話題となり、学生が選んだ「最後の授業」ができました。選ばれた教授は光栄だったと言います。そこには「今をどう生きるか」という言葉もあり、とても印象に残りました。