2016.09.09
里山アート展に思うこと
佐藤賢太郎

 第13回里山アート展の開催までもうすぐとなってきました。第13回とは、13年間継続していることになります。第一回の作品集めや後援依頼などからすると毎年変化してきました。今、落ち着いたテーマが「アートと生活」です。開催する人が元気であることが第一です。私は今、作品集めに東奔西走することはしませんし、できません。

 そして助成を受けている以上は、作品らしきものを展示すれば何でも良い、ということはできなと思います。それがアートと言えるかは主催する私の感覚によりますが、何時もそれを問いかけています。里山アート展は作品の価値だけを見いだすのではなく、この地域と将来における姿まで見守っています。

 里山アート展は誰でも参加できるように門戸を開放しておりますが、今まで体験からして、できる限りアートに近づけて行きたいと運営を心掛けています。

例えば、板に字を掘っただけではとてもアートと言えません、この方の個性を生かしながら作品にしなければ出品はできないと感じます。通常どの公募展も審査員がいて入選、落選があります。それが基準というものであると思います。

ともかく障害者、小学生、アートに素人の方も参加して頂き、アートの創造する楽しさを味わい、参加した方がそれぞれ元気になるようにと心がけています。